「医療編」も打ち上げ成功!?の『下町ロケット』は心臓弁をめぐる物語!!

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 阿部寛演じる佃航平の熱血社長ぶりはいうに及ばず、立川談春扮する殿村部長の男泣きシーン、渋い白髪頭の財前部長役が大きな反響を呼んだ吉川晃司…などなど。テンポ抜群の転回と演技陣の尽きぬ話題性が奏功して大評判のTBS日曜劇場『下町ロケット』(日曜21:00~)。

 第6話(11月22日放送分)からの後編も視聴率17.8%と好調に滑り出し、ロケット打ち上げ成功から3年後の佃製作所が新たに直面する波乱物語は医療機器開発の世界だ。

 後編も当然ながら直木賞作家・池井戸潤の原作に基づくものだが、今回は朝日新聞で10月3日から連載が始まった『下町ロケット2 ガウディ計画』と同時進行で物語が流れてゆくという試み。第1話から5話までの「ロケット編」に対し、6話以降の「医療編」では開発対象がロケットエンジンから医療機器の依頼へと変わっていくが“佃の品質”が問われる構造は変わらない。

「佃のバルブシステム」は人の命を救えるか!?

 最大手の精密機器メーカーから佃製作所に舞い込んだ新規依頼は「バタフライバルブの試作品」。高度な技術力を買われての発注事案だが、開発予算も低ければ利用目的も伏されたままの取引ゆえに航平たちは気乗りせず、当初は受注を躊躇するが…。

 元社員の情報網から「人工弁のためのバルブ試作品」である事実が判明し、虎視眈々と打倒・佃を狙う“NASAからの刺客”サヤマ製作所社長(=小泉孝太郎)が登場し、山崎部長(=安田顕)の変更アイディアを盗んで裏切り転職する部下が現われるに及んで…。

 原題の『ガウディ計画』とは、仕事一筋で「心臓弁膜症の愛娘」を若くして亡くすまでは「何ら父親らしい愛情を注げなかった…」と悔やむ編み物会社の社長(石倉三郎)が、培った繊維技術を活かして鋭意開発中の人工弁の名称を冠したもの。期せずして大手会社からの無理難題と、北陸の中小企業からの技術協力を請われた航平たちはさて、どうする…。

  打ち上げから心臓弁膜症へ、エンジンから人工弁へ。医療編のミッションは航平自身のセリフを借りれば「ロケット品質以上の技術」であり、「人の命にかかわるリスク」を伴う高度なもの。また、いずれも心臓外科医役の今田耕司VS世良正則がいったいどう絡んで、どんな関係性を築いてゆくのか!? 他の医療系ドラマも顔負けの展開が期待できそうだ。
  

宇宙から人体へと技量の舞台を変えて…。

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