無用な“薬漬け”を避ける「人生を預けられる」精神科医の選び方

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 心療内科・北山クリニック(東京・西東京市)の北山徳行院長によると、「かつてうつ病は、風邪のような一過性の疾患だと思われていた。しかし今日では、高血圧や糖尿病のように、長期間にわたるケアが必要な慢性疾患とされている。比較的短期間の治療で寛解に至る人と、長期にわたって再発を繰り返す人がいる」という。

 また、「抗うつ薬は、抑うつ気分、不安、意欲低下、睡眠や食欲の障害などの諸症状を改善し、健康的な生活を取り戻すためのもの。依存性や習慣性がないことも、科学的に立証されています」とし、薬による適切な治療の大切さも説く。

 もし、うつ病になったなら、自分や家族の将来まで見据えた適切な治療を考えるべきだ。そこで北山院長は、次のようにアドバイスする。

 「初診では最低でも20〜30分程度の時間をかけて問診し、診断と治療方針を患者さんに明確に説明できること。そうした説明が曖昧なまま、薬だけを漫然と長期処方する医師には注意すべき」

 「また、精神保健指定医や精神科専門医を標榜している医師を選んだほうがいい。メンタルクリニックの医師が皆、精神科の研修を受けてきたとは限らないから」
重要なのは、“人生を預けられる”ような精神科医を選ぶことだ。
(文=編集部)

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