海外セレブも愛用!? "奇跡のスーパーフード"といわれるチアシードを試してみた

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最近、評判のチアシードは実際に効くのか?

 アサイー、キヌア、カムカム、Kombucha(紅茶キノコ)など、世間で次々に話題になる健康食品。「食べるだけで美と健康が手に入る」「海外セレブも愛用」というキャッチフレーズにつられ、つい手を出してしまう人も多いのではないだろうか。

 最近、評判になっているのが「チアシード」という中南米原産のシソ科サルビア属ミントの果実の種。マヤ・アステカ時代から食されていたといわれ、アステカの兵士がチアシードと水だけで戦い続けたという伝説もあるほど栄養価が高い。

 チアシードには、食物繊維、ミネラル、ビタミンのほか、体内で合成されず食事から補う必要があるオメガ3系α-リノレン酸が豊富に含まれており、ダイエット、高血圧・動脈硬化・高脂血症などの予防、抗うつ、アンチエイジングなどに効果があるといわれている。

 このマルチな効果に心を惹かれ、ブームに乗ってみることにした。購入したのはパラグアイ産の直輸入商品。1袋200g入りで約1300円。1日量10g(大さじ1杯)をとりあえず20日間試してみる。カロリーは10gあたり約50kcalだが、1日量を守れば特に気にすることはないという。

 無味無臭で見た目は胡麻のようである。水分を含むと周りがジェル状になり、約10倍に膨らむ。当然、胃の中でも膨らみ、腹持ちがよくなるが、これがダイエットに効果ありといわれる理由のひとつ。ぷるぷるしたジェル状部分はグルコマンナンという食物繊維で、キウイの種のようなツブツブ感と組み合わさり、新鮮な食感だ。

 初日は朝食の置き換えをしてみたが、食後に膨満感を覚えた。3日もするとその感覚は消え、置き換えでは物足りなくなったので、普段食べているシリアルなどの量を減らして摂取した。

 食べ方は、主に朝食時、ヨーグルトや紅茶、シリアル、バナナスムージーに入れる、夕食に摂る場合は納豆のたれや冷奴にかける醤油と混ぜるなど、ほとんど手間はかからなかった。おすすめはりんごジュースに混ぜて、冷蔵庫で一晩置いたもの。さっぱりとした飲むゼリーのような感覚を楽しめる。その他、ネット上にはケーキやマフィンをはじめ、多数のレシピが掲載されている。

体重が微減し冷えも改善!

 チアシードを20日間摂取した結果及び感想は以下の通り。

<メリット>
・体重2kg減、ウエスト1.5cm減
・冷え性が改善された
・寝つきがよくなった
・毎日続けることで自分の健康状態を意識するようになった

<デメリット>
・歯に挟まりやすく、フロスや歯間ブラシが必要
・お腹が緩くなった(もともと便秘症ではない)

<その他>
・血圧変化なし(標準値)
・ツブツブが苦手なトライポフォビア(集合体恐怖症)の人は見た目で拒否反応が起こる可能性も

 今回見られた体重とウエストの変化は、自然減の範囲内かもしれない。だが、毎日体重や血圧を測定し、自分の健康に意識を向けるようになったことで、今後の生活改善に道筋をつけられたと感じている。

 さらに、頑固な冷え性が改善するという、(主観的だが)予想もしていなかった効果が得られた。α-リノレン酸には血行促進作用があるからだろうか。寝つきがよくなったのは、冷えの改善も大きいと考えている。これらのことから、多少はお腹が緩くなったものの、今回の体験は大変有意義なものだったと評価したい。

 ただ、世の中にはそう簡単に"奇跡"は起こらない。ダイエットを目的とするのであれば、糖質制限や運動と併用するほうが当然効果は高いだろう。

 なお、低血圧症、胃腸疾患、アレルギーがある場合、摂取は好ましくないといわれている。また他の食品と同様、大量に摂ると健康を損なう可能性があるので、無理のないペースで試してみることをおすすめする。
(文=吉永くま)

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