2014.07.01

【病気の知識】 心の病気・双極性障害(躁うつ病)

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 双極とは、相反する2つのピークがある、という意味です。快活な気分が支配的となる躁状態と、その逆に憂うつな気分が支配的となるうつ状態の両極端な病状が見られるという意味で、双極性障害と呼んでいます。


●どんな病気

 うつ状態を繰り返す「(反復性)うつ病」とほとんど同じようなうつ状態と、対極の躁状態を繰り返す慢性の病気です。うつ病の頻度が7%くらいであるのに対して、双極性障害の頻度は0.7%程度と言われています。
 激しい躁状態の「双極I型障害」と、躁状態があまり目立たないか軽い躁状態の「双極II型障害」とに分類されます。躁状態でも軽躁状態でも本人はあまり自覚していないことが多く、困っているのは本人ではなく周囲、ということがよくあります。


●どんな症状

躁状態
 双極I型障害の躁状態では、不眠不休で動き回り、いろいろ思いついて次々手をつけるものの、集中して物事に取り組むことができず、家族や身近な人を混乱させてしまいます。大胆過ぎる行動や浪費のために社会的信用を失ってしまうこともあるようです。
軽躁状態
 周囲を巻き込むほどではないけれど、ふだんよりも短時間睡眠でも元気で、ちょっとテンションが高いな、という感じになります。
うつ状態
 うつ病の症状とほぼ同じです。
 自覚症状の乏しい躁状態と違って、うつ状態はとてもつらいので、うつ状態の時だけ受診するという方が実は多いようです。こうして双極性障害が見逃されてしまっている可能性があります。


●どんな診断・検査

 双極性障害を見つけ出す特別な検査は、今のところありません。診断は問診で行います。他の病気がないか、安全に薬物療法を行うために、血液検査や脳波検査を行います。


●どんな治療法

 薬物療法が中心になります。気分安定薬や非定型抗精神病薬と呼ばれる薬が有効であることがわかっています。抗うつ剤を使っても無効だったりかえって容態が悪くなったりすることがあります。「うつ病」と診断されて抗うつ剤を処方してもらって服用したけれど、症状が悪化したというような場合、診断を見直した方がよい可能性があります。
 双極性障害に対する理解を深めることも大切です。病気や症状、お薬について学び、規則正しい生活を心がけ、ストレスに対する抵抗力を身につけることも役に立ちます。

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