アラフォー世代の「加齢臭」の原因は?(depositphotos.com)
紫外線量が増え出すこの時期は、肌のケアだけでなく、頭皮のケアも怠らないことがアンチエイジングにつながります。
頭皮は日光が直接当たるため、身体の中でもダメージの多いゾーン。頭皮が焼けると薄毛や細毛を誘発してしまうので、頭皮用の日焼け止めや日傘で防御するクセをつけたいものです。
そしてこの時期、もうひとつ気になるのが「臭い」の問題。「頭皮の臭いが気になる」という悩みは、アラフォーから増加傾向にあります。
「これって加齢臭?」と不安に感じる人も多いと思いますが、そもそも皮脂は年齢と共に粘性が強くなるもの。そのため、20代の頃と同じシャンプー法では、汚れがきちんと落ちきらない、という現実があるのです。
しかし、汚れオフのポイントさえ理解すれば、臭いをきちんと消すことも可能です。「加齢臭かも……」とショックを受ける前に、まずは普段のケアを見直すことからはじめましょう。
加齢臭の原因はトリートメントの間違った使い方
アラフォー世代は加齢臭を気にする一方で、普段のお手入れがきちんとできていない人が多いようです。子育て中の人は、幼い子どもと一緒に入浴することで、自分のことは後回しになりがち。
シャンプーも、とにかく短時間で仕上げることが優先されてしまうのも当然です。
さらに30代後半頃から、髪そのもののダメージが以前より増えるため、どうしてもトリートメントが中心のケアになりがち。ところが、トリートメントの間違った使い方は、加齢臭を招くこともあるのです。
トリートメントは、傷んだ髪の修復に使用するアイテムです。毛先から中間部分に塗布するものですが、ダメージを気にする人は、根元から毛先までたっぷり塗布する傾向があります。
すると、頭皮にもトリートメントがべったりとつき、油分過多な環境になってしまいます。
しかも、「トリートメントはすすぎ過ぎないほうが効果的」という誤った情報をいまだに引きずる人が少なくありません。自らが、頭皮を一層ベタつかせる原因を作っているのです。