「牛乳と便秘薬」「コーラと鎮痛剤」「アボカドと抗うつ薬」はNG!「薬」との危険な飲み合わせ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

食べ物・飲み物と薬の相互作用にも危険が!

 ところで、ごく一般的な食品の中にも薬との「食べ合わせ・飲み合わせ」が良くないものがあることをご存じだろうか。

▶︎牛乳×抗生物質、骨粗鬆症薬、便秘薬など

 胃を保護する意図で意識的に薬を牛乳で飲む人もいるだろう。しかし、抗生物質や骨粗鬆症の薬を牛乳で飲むと、カルシウムやマグネシウムと薬が結合してしまい、効き目を低下させてしまう。また便秘薬も胃のむかつきなどの副作用が出やすく、薬効も弱まるので要注意だ。

▶︎グレープフルーツジュース×降圧剤、高脂血症治療薬など

 グレープフルーツの成分が肝臓での薬物代謝を阻害し、薬物の血中濃度を上昇させてしまう。結果として薬が効きすぎて血圧が下がったり、頭痛やめまいなどを引き起こしたりすることがある。

▶︎コーラ×解熱鎮痛剤

 アスピリンは炭酸ガスによって胃の中が酸性になると吸収が悪くなり、効果が半減してしまうことがある。解熱鎮痛剤の中でもアスピリンが主成分のものは、コーラなどと一緒に服用するのを避けよう。

▶︎納豆、クロレラ×ワルファリン(抗血栓薬)

 納豆菌やクロレラ、青汁などに豊富に含まれるビタミンKには血液を固める作用があり、ワルファリンの効果を弱めてしまう。そのため薬を飲んでも血液がサラサラにならず、血栓ができやすくなって危険。

▶︎チーズ、アボカド、赤ワイン、ビール×抗うつ薬

 これらの食品は「チラミン」という物質が多く含まれている。抗うつ薬や抗不安薬は、このチラミンの分解を妨害するため、チラミン中毒(顔面紅潮、頭痛、急激な血圧上昇など)を発症する可能性がある。

 これらはほんの一例にすぎない。せっかく薬を飲んでいても食べ物や飲み物との組み合わせで効果が半減したり、効き過ぎて危険を招いたりすることもある。

 薬の飲み方に疑問があれば、医師や薬剤師によく聞くこと。また、救急箱にある市販薬についても、一度じっくり取扱説明書を読むことをお勧めする。

参考:
一般社団法人くすりの適正使用協議会「くすりと食品の相互作用」 https://rad-ar.or.jp/use/guidance/interaction/index.html
一般社団法人宮城県薬剤師会「お薬のあれこれ」http://www.mypha.or.jp/drug/mutual.html
医薬品間や医薬品と食物 http://www.toyama-kusuri.jp/ja/members/lectures/document/nomiawase/nomiawase.pdf

(文=編集部)

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇