シリーズMEDプレゼン~社会医療人になる!①

鍼灸と医療機関が連携する「病鍼連携」とは? 意外と知られていない有用性

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長谷川尚哉 とうめい厚木クリニック統合医療療法科鍼灸マッサージ師

 古くは大宝律令の時代から日本の朝廷に認められた医療的な制度である鍼灸あん摩。今では厚生労働大臣が免許する国家資格として我が国で10万人ほどが活躍している。

 地域包括ケアシステムの確立が叫ばれている昨今だが、未だ鍼灸マッサージの医療資源としての活躍はあまり進んでおらず、私たち鍼灸マッサージ師は医療の世界では国家資格を持ちながらアウトサイダーとして捉えられている。

 それは療養の対象になっておらず、療養費扱いになっていることも原因として上げられる。殆どの鍼灸マッサージ施術所は「自由診療」で地域の患者様の健康の保持増進につとめている。私たちは鍼灸施術所と医療機関の連携という切り口で「病診連携」をもじって「病鍼連携」と呼びつつ御高診願い、診療情報提供書を用いた連携を行ってきた。

 私自身は自らの治療院の院長、病院の鍼灸マッサージ科、専門学校の講師、そして卒後研修を行う会を組織して日々学んでいる。活動してわかったことの最たるものは「医療従事者が鍼灸マッサージをよく知らない」という点。その点を埋めるには鍼灸マッサージの研究を俯瞰するようなプレゼンテーションを皆様の前で行う必要があると考えるに至った。。 

 そこで、鍼灸マッサージのコクランレポート、システマティックレビューなどをご紹介、そして私ども病診連携連絡協議会の活動などを知って頂くことを実現したいと考えた。

 意外と知られていない鍼灸マッサージの有用性、自由診療ならではの「Patient Centered Interviewing」の有用性などにふれながら、私が標榜するNBMならぬIBM: Idobatakaigi Based Medicine(井戸端会議・ベースド・メディスン)に関してもお話させて頂き、コミュニケーションを得意とした私達の活動に触れて頂きたいと考えている。


(MEDプレゼン2015 2015年11月22日)

長谷川尚哉(はせがわ・なおや)
1962年札幌市生まれ。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師 英国ITECアロマセラピスト。
平成9年、神奈川県大磯町に「大磯治療院」を開設。専門学校非常勤講師、大学客員研究員等を歴任。平成26年からとうめい厚木クリニック統合医療療法科でも鍼灸マッサージ施術をおこなっている。


<MEDプレゼン2016開催決定!!!!!!>
2016年10月16日(日)日本科学未来館 未来館ホール
※MEDプレゼンは、いのちの現場から社会を良くしようと行動する医療人が、その志と思いをプレゼンテーションというスタイルに凝縮し、ダイレクトに聴衆に送り届けるイベント。職種や立場、役割の異なるさまざまなプレゼンターが、MEDプレゼンの場で問いを発し、その動きは全国各地に波及しつつある
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がんになってもあきらめない妊活・卵巣凍結 費用は卵巣摘出に約60万円、保管は年間10万円
インタビュー「がんでも妊娠をあきらめない・卵巣凍結」後編・京野廣一医師

がん患者への抗がん剤による化学療法は妊孕性(妊娠のしやすさ)を低下させる。がんにより妊娠が難しくなる患者を支援するため、2016年4月に「医療法人社団レディースクリニック京野」が、治療前に卵巣を凍結して保存しておく「HOPE(日本卵巣組織凍結保存センター)」を設立すると発表した――。医療法人社団レディースクリニック京野理事長の京野廣一医師に卵巣凍結の仕組みについて訊いた。
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