子どもがロコモティブシンドロームに!? 打開策は尾木ママも勧める「動育」

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いまや子どものロコモを防ぐ時代に……(shutterstock.com)

 今年度から、学校で行なわれる健康診断がマイナーチェンジしたのをご存知だろうか。なかでも注視されているのは、子どものロコモティブシンドローム(運動機能障害)対策だ。

 これまで行なわれてきた「座高」と「寄生虫卵」の検査がなくなり、新たに「四肢の状態」が必須項目に加わった。これは、四肢の形態及び発育、そして運動器の状態に注意することとされている。

 文部科学省からのお達しだが、ひとつには過剰な運動による「リトルルーグ肩」「野球肘」「テニス肘」のほか靭帯や軟骨の損傷、疲労骨折など運動器の障害が深刻化したこともあるが、「運動不足による体力・運動能力の低下」も今回の改正の大きな理由である。

 現代の子どもは、のびのびと追いかけっこをしたり遊具で遊んだりする時間などほぼない。学習塾や習い事に忙しく、1週間のスケジュールが分刻みの子もいる。遊びといっても、室内でのゲームやネットが主だろう。

受けの態勢ができずに骨折

 体を動かすのは保健体育の時間だけという子どものなかには、ロコモの疑いがある子もいる。

 「ロコモって高齢者が心配するものでは?」という声はごもっとも。要介護の入り口だとして、高齢者に注意を促すロコモティブシンドロームだが、それが今や子どもたちに広がりつつあるのだ。

 「バランス能力が低い」「体が硬い」「姿勢が悪い」子どもの中には、「朝礼で立っていられない」「しゃがめない」「雑巾がけができない」「ボール投げできない」「よく転ぶ」――。

 体育の授業の跳び箱で、バランスを崩して手をつき、両手首を骨折した子もいる。とっさとのときに、瞬時に手を開き衝撃を受け止める態勢がとれなかったようだ。

 ケガや骨折が相次ぎ、中止する自治体が増えている「組み体操」なぞは、現代の子どもたちにとって危険きわまりないものといえる。

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精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

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