人柄の探り合いも恋のうち!?
一方、四肢全体があまり胴体から離れることなく、「閉じられた姿勢」を取りがちな負け組の場合はどうだったか? 勝ち組とは好対照で、その人を「小さく見せる」という損な効果、その後を左右する第一印象面でマイナスなイメージを振りまいてしまう傾向が解明された。
数値解析でも、姿勢の「開放的スケール」が一段階高くなるたび、スピードデートの相手からYesの色よい返事をもらえる可能性が76%上昇したという。文字どおり、姿勢を正して臨めば、夢はかなうというわけか。
さらに研究班は、携帯電話のデートアプリも分析対象に選び、異性の写真に対する反応を検証。結果、恋人志願の目的でさまざまな表情をつくるその十人十色な投稿写真群からも、「開かれた姿勢で友好的なタイプ」と「縮こまって閉じた印象を与えてしまうタイプ」の構図格差が読み取れたそうだ。
内気に見せないことが好印象のカギに
西海岸発の研究成果をふまえて、先の研究の代表著者であるVacharkulksemsuk氏はこう締めくくる。
「内気にみせないことがカギです。恋人募集中の人たちは志願相手の開放性に着目している傾向がありますから、見た目の社交性が大変重要だと思います」
「もし、あなたがオンラインの写真から恋をゲットしたいのであれば、より開かれた姿勢で臨むべきでしょう」
一時、「人は見た目が~割」というフレーズが流行った。まさに、今年世間を騒がした「ショーンK、経歴詐称」なぞ、見た目の好感度、振る舞い、雰囲気が生み出した産物だろう。
最期は中身が左右するとはいえ、堂々として自信に満ち溢れた人は誰が見てもカッコいいはず。普段の立ち振る舞いで快活なイメージを心がけることは、福を呼び込むといえる。
(文=編集部)