麺のコシやツルッとした喉ごしの秘訣は食品添加物!肌のかゆみを引き起こす?

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 リン酸塩の回避には、まずどんな食品に含まれているかを知っておく必要がある。そこで、製品の原材料の項目を確認してみよう。

 インスタント麺や中華麺では「かんすい」と表示されているのが通例で、「リン酸カリウム」「リン酸ナトリウム」と詳細に記されていることもある。菓子パンなら「イーストフード」や「乳化剤」、ビスケットやクッキー、ふりかけなどは「膨張剤」として使用されている。弁当やおにぎり、練り製品などには、「結着剤」「品質改良剤」と表示されていることが多い。

 つまり、インスタント食品全般から、コンビニ弁当、冷凍食品、練り製品、洋菓子、菓子パン、清涼飲料水など、リン酸塩を含む食品は多岐にわたる。「食べない」ことが一番の“自己防衛”。とはいえ、生活上、これらの食品を避けてばかりいられない人も多いだろう。

摂取を避けるには「ゆで汁を捨てる」

 そこでお勧めしたいのは、湯通しして水切りする方法だ。リン酸塩はお湯に溶ける性質があるので、摂取量を減らしたり、回避に近づけたりできる。うどんの生麺をゆでたら、ゆで汁は一度捨ててスープは別で作るというわけだ。無論、リン酸塩が完全にお湯に溶けだすわけではない。

 ちくわやかまぼこなどの練り製品、ハム・ソーセージなども同様だ。切れ目を入れてから下ゆでして食べると、多少リン酸塩を減らすことができるといわれている。

 過剰に反応しすぎても、現実的ではないかもしれない。しかし、インスタント食品や加工品を頻繁に利用する食生活は、“健康”という視点から見ればそれなりのリスクを招く。原材料に注意を払ったり、少しでも摂取を減らすための努力をしたりすることは、日頃の食習慣を見つめなおす一歩になるはずだ。
(文=編集部)

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