脳機能もアップ! 「はだし」が健康によい理由

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
31207617.jpg

はだしで脳の働きが活発に(depositphotos.com)

 日ごとに日差しが強くなり、グンと気温が上がってきた。公園では子どもたちがはだしになって走り回っている。

 はだしになりたい――という欲求がムクムクと湧いてくるのは、子どもだけではないだろう。

 芝生や砂浜をはだしで歩いたときの、えも言われぬ心地よさ。はだしでのびのびと過ごしたい大人もきっと多いはずだ。

 はだしになるのは、感覚的に快いだけではない。「脳の働きが活発になる」「体内から病気の原因が取り除かれる」などといったさまざまなメリットがあるようだ。

はだしで走ったら脳の機能が16%アップした

 はだしで走ることで脳の働きが活発になり、認知機能が向上したと報告したのは、米ノースフロリダ大学の研究グループである。この研究結果は、『Perceptual and Motor Skills』(2016年4月号)に掲載された。

 実験には18~44歳の72人が参加。参加者は、はだしと靴着用の2パターンで走り、ランニング前後のワーキングメモリ(作業記憶)を比較した。

 ワーキングメモリとは、情報を短時間保持して、いくつもの情報を処理する能力である。例えば暗算するとき、数という情報を保持しながら計算という作業を行うので、ワーキングメモリを使用しているのである。また、ワーキングメモリは、多くの認知機能の重要な基盤とされてもいる。

 ノースフロリダ大学の研究グループによれば、実験の結果、はだしで走った後はワーキングメモリが約16%アップしたのだが、靴を履いて走った後は同様の効果が得られなかったという。

 靴を履いているときと比べてはだしの場合は、正確に着地してバランスを崩さないように心がける。加えて、地面の危険な物を踏んでケガをしないよう、注意深く集中して走る。こうしたことが脳の記憶中枢を刺激し、ワーキングメモリを向上させた……このように研究グループは考察している。

 昔から「はだしで歩くと脳に刺激が与えられて活性化する」といわれており、「はだし保育」を取り入れている幼稚園や保育園もある。はだし保育の効果についても、ノースフロリダ大学の研究で科学的に裏付けされたといえるだろう。

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇