呼吸器の病気

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

●肺結核

微熱が出る人もいるが、ちょっとした風邪のように思われ、たいていは気づかない。発病初期は、肺に軽い肺炎のような変化が起きるが、やはり風邪の症状に似ているので見過ごされることがほとんど。普通の風邪と違うのは、微熱、咳とタンがいつまでも続くこと。このような症状が2週間以上続くときは、早めに医師の診察を受けるように。

●気管支喘息

気管支喘息は、気管支が収縮して細くなった結果、息を吐きにくくなるので、呼吸困難が主症状になる。しかし、気管支が細くなる程度に従って、単なる喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)から大発作まで表1に示すような呼吸困難が起こってくる。多くは咳と痰を伴っている。

●急性/慢性気管支炎

気管支の炎症により、咳、痰が必発する。痰は、細菌の感染が合併すると粘り気が出て、黄色味がかってくるのが特徴。時には、痰がなかなか切れなくて、気管支喘息のようにゼーゼーという喘鳴が出ることがあるが、喘息のように呼吸困難を伴うことは稀だ。炎症が強ければ、発熱を伴ったり、血痰を伴う場合もある。

●風邪症候群

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などの呼吸器症状が主な症状ですが、発熱、食欲低下、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などもよく見られます。その他、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。1週間程度で治癒しますが、症状が長引く時は他の合併症を考えて検査を受ける必要があります。

●インフルエンザ

一般的に、インフルエンザも、かぜ症候群の一つと見なされている。発熱、咳、頭痛、全身倦怠感、食欲不振はほぼ必発の症状だ。鼻症状、痰、関節痛、腰痛なども高頻度に起こる。単純性であれば、その経過は発病の1-3日目までがピークで、その後は改善傾向となって1週間で治癒する。

●肺気腫

肺気腫の主な症状は労作時の息切れだ。ふつう息切れというのは動いた時に感じる。はじめは、階段や坂道を上る時に感じる。程度がひどくなると、平地を歩く時にも感じるようになる。平地歩行でも息切れがでるのは相当進行した状態であまり良い治療法はない。

●肺炎

細菌性肺炎は、発熱、咳、痰など、かぜ症候群やインフルエンザと同様の症状が主体だが、程度がより重症。痰は膿性で、黄色や錆色がかっていることが多く、時に血痰や臭気を伴っている。発熱はほぼ必発の症状。マイコプラズマ肺炎は、初発症状としては、細菌性肺炎と同様だが、細菌性肺炎に比べて痰の量は少なく、むしろ痰を伴わない乾性の咳が続くことがある。

●肺がん

がん発生のメカニズムはまだ十分には解明されていないが、肺がんにおいては喫煙がその発生に最も密接に関わっている危険因子だ。肺がんは年々増加している。症状が出にくいため早期発見しにくく、発見された時点で遠隔転移を伴う症例が多く見られる。他のがんに比べて切除率が低いため治りにくいがんとも言える。しかしながら、胸部CT検診の普及により、胸部X線写真の検診より早期の肺がんが多く発見されるようになった。

部下や同僚が「うつ病」になったら? リワークのプログラムの提供施設は全国200以上に拡大
インタビュー「職場でのうつ病の再発を防ぐ」秋山剛医師(NTT東日本関東病院精神神経科部長)

第1回:「障害」が疑われる人の<うつ休職>
第2回:「新型うつ」はどう治す?
第3回:部下や同僚が「うつ病」になったら?
うつ病で休職中の社員が、毎日決まった時間に病院に通い、同じうつ病の仲間とともに再発を防ぐためのプログラムを受けることが「うつ病のリワーク」と呼ばれ注目を集めている。

日本中毒学会評議員(同学会クリニカルトキシコロジ…

横山隆

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991…

渡辺信幸