『オロナミンC』は効く! ? 国民的飲料が「医薬品」になれなかった意外なワケ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
海外でも人気の『オロナミンC』は年間300億本の消費量!「医薬品」になれなかった意外な理由とは?の画像1

「元気ハツラツぅ?」(『オロナミンC』の公式HPより)

 昭和の子どもたちにとって『オロナイン軟膏』は、「痛いの痛いの飛んでけぇ~」を具現化したような塗り薬だった。遊びで擦り剥いても、蚊に刺されても、軽い火傷を負った時も、とにかく「オロナインを塗っときなさい!」という親のコトバに従えば、妙に安心できる効果がアノ軟膏にはあった。

 一方、その軟膏の全国区的なブランド名を「上の句」で上手く流用し、下の句を「ミンC」という誰もが成分(ビタミンC)を連想する略語で受けるという秀逸なネーミングでご存じの、大塚製薬の大ヒット商品『オロナミンC』。

 こちらは、子どもたちにとっていわば「ポパイのホウレン草」を美味しく飲めるようにした革新的な栄養ドリンク剤と映ったものだ。

 もっとも『オロナミンC』に「オトナの飲みもの」的憧れを抱いた三丁目の夕日世代である(かつての)少年たちも、その前身とも呼べる同社初のドリンク剤『グルクロン酸ビタミン内服液』や『キングシロー』『クインシロー』の存在となると、さすがに知らないかもしれない。

 また、そんな昭和36(1965)年生まれの、知る人ぞ知る先輩ドリンク陣に比べ、後発の『オロナミンC』が大ブレイクした最大の違いが「炭酸を入れる」という斬新なアイディアにあったことを、生まれた時から炭酸飲料に囲まれて育った世代は知る由もないだろう。

炭酸入れたら大ブレイク

 しかもこの「炭酸入り」という業界騒然の革新性こそが、発売当初、厚生省(当時)の判断で「医薬品」とは認められなかった理由に他ならないとは――。

 依って法の定めが壁となり、『オロナミンC』は「健康の保持」や「増進」にかかわる効能や効果を表示もできなければ、それを広告もできないという宿命を負ったドリンク剤なのだ。

 ところが、捨てる神あれば拾う神ありも世の常――。

 「清涼飲料水」に区分けされた『オロナミンC』は、メインの販売先である薬局系ルートこそ奪われたものの、なりふり構わぬ営業マンたちの努力によって苦肉策の販路を拡大。

 食品系小売店を筆頭に、交通機関の駅売店や病院・学校などの各施設、スポーツ会場や遊技場、銭湯にいたるまで「元気ハツラツ!」飲料は置かれていった。

胃の不快感の多くは実は「機能性ディスペプシア」という病気
日本初の『胃弱外来』開設」後編:巣鴨駅前胃腸内科クリニック・神谷雄介院長

前編『大病院を転々した末にたどり着く「胃弱外来」 初診から約1カ月で8割の患者の症状が改善』

胃痛やもたれ、むかつきなどの症状があっても、検査の結果異常がないと診断され悩みを抱える患者さんが少なくない。こうした胃の悩みを抱える人たちのために開設したのが胃弱外来。患者さんの多くは新しく認知された『機能性ディスペプシア』や『胃食道逆流炎症』などの疾患だ。その具体的な治療法について話を伺った。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

くにたち駅前眼科クリニック院長。1986年、東京…

高橋現一郎

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

フィットネスアドバイザー。JT東京男子バレーボー…

村上勇