破傷風菌の作る毒素による急性の病気です。ケガをした部位より、体内に入り、皮膚の下や筋肉など、空気に触れない組織の中で増殖します。この菌は、湿った土の中に多く、泥の中でのケガは要注意です。稀に犬などの咬み傷から発症することもあります。
破傷風菌が入った後、10日ほどの潜伏期を経て、肩凝り、舌のもつれ、顔がゆがむといった症状で始まり、多くは口が開きにくくなります。次第に嚥下、発語障害、歩行障害が現われ、その後、手足のけいれん発作、やがて全身けいれん発作に進展します。この時、体全体で後ろへ反り返るような硬直が現われるのが特徴的です。しかし、意識はずっとはっきりしています。
体全体で反り返る筋の硬直など症状で診断します。採血で白血球数などの異常値も参考にします。傷から菌自体の捻出はできないことが多いので、症状などで診断がついたら、すぐ治療にかかります。
まず菌の増殖している傷を大きく外科的に切除し、しっかりと消毒を続けます。また早期にヒト破傷風免疫グロブリンを注射します。さらに抗生剤も追加します。けいれんに対しては、人工呼吸なども必要となるので、その対応ができる病院での治療が望ましいでしょう。
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