【病気の知識】

ニキビ

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

どんな病気

 ニキビは、思春期から青年期に多い病気です。毛穴の炎症によるものを「尋常性ざ瘡」、膿をもつニキビは「膿疱性ざ瘡」といいます。

 最初は毛穴から皮脂がたくさん分泌され、毛穴が詰まる面ぽう(肌色~白いぶつぶつ)という前段階ができます。これに毛穴にいる常在菌であるアクネ桿菌が作用し、炎症を起こします。このためニキビは、皮脂腺の多い顔、背中、前胸部などによくみられます。

 思春期から青年期に多いのは、この時期に男性ホルモンの分泌が亢進し、脂腺が発達するためです。女性は、ホルモンの関係で月経前にニキビができることがあります。月経が終わればまた消退します。

 膿が2次感染を起こして硬くなり、「できもの(のう腫)」のようになることがあります。これは「集簇性ざ瘡(しゅうぞくせいざそう)」と呼びます。ステロイド剤を内服している場合、顔や上半身に細かいぶつぶつができることがあります(この場合は膿を伴うことは少ない)。

どんな症状

 毛穴に一致して、赤い盛り上がりや白い膿ができます。炎症が強ければ、痛みを伴うこともあります。皮疹が大きければ治ったあと、いわゆる「あばた」やクレーター状の陥没した跡が残ることもあります。

どんな検査

 視診で十分診断可能です。

どんな治療

 軽度であれば外用薬のみ。外用薬には、角質剥離薬、非ステロイド抗炎症薬、抗生物質・抗菌外用薬などがあります。多発していたり、痛みを伴うようであれは、抗生物質の内服が有効です。抗生物質は、炎症の状態に応じた投与量を用います。最大量を3カ月から半年続けることも稀ではなく、その後の経過で減量します。

 ビタミン剤も補助的に使います。ビタミンB2は皮脂の流れをスムーズし、ビタミンB6は皮脂産生抑制作用があります。ビタミンA、C、Eなどの投与、漢方製剤も使われます。

 病院では、面ぽうの中身を押し出して早く消退させる「面ぽう圧出法」で処置。消毒した針で毛孔内を刺し、圧出器を使って内容物を押し出します。自分で押し出すと肌に跡が残りやすいので避けてください。集簇性ざ瘡は抗生物質が効きにくく、原虫薬を投与することがあります。

どんな予防法

 まずはこまめな洗顔。朝、夕はもちろん、スポーツなどをして汗をかいた後は、洗顔料を使って洗いましょう。悪化する因子は、睡眠不足、食事内容(チョコレート、ピーナッツ、コーヒー、ココア、もちなど)、化粧品、胃腸障害などがあげられます。頬杖をついたり、ニキビが気になりいじるのは要注意。髪の毛が顔にかからないようにすることも大切です。

睡眠障害治療の新たな幕開け!個人に必要な睡眠の「量」と「質」を決める遺伝子を探せ
インタビュー「睡眠障害治療の最前線」後編:筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・佐藤誠教授

前編『『人間の「脳」は7時間程度の睡眠が必要! 本当のショートスリーパーは100人に1人程度!?』』

ひとくちに睡眠障害といっても、さまざまな症状がある。1990年代後半から脳内に眠気を誘う「睡眠物質」を探す研究にスポットライトが当たり、2018年からは睡眠の質と量を決める遺伝子の解析も進められている。今回は睡眠障害について、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠教授に話しを聞いた。

Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

精神保健福祉士。フリージャーナリスト。1977年…

里中高志

医療法人社団 三喜会 理事長、鶴巻温泉病院院長。…

鈴木龍太

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫