働きすぎの女性は糖尿病リスクがアップ! 家事や育児の負担が原因か?

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「働き方」だけでなく「家事や育児の分担」の改革も!

 今回の研究は、カナダ職業衛生研究所のPeter Smith氏らによるもの。2003年のカナダ地域保健調査に参加したオンタリオ州に在住する35~74歳の労働者7065人を対象に12年間追跡し、労働時間と2型糖尿病発症の関連について調べた。

 その結果、追跡期間中に10人に1人が糖尿病を発症。年齢や婚姻状況、座りがちな仕事やシフト勤務かどうかなどの複数の因子で調整して解析した結果、男性では労働時間が長くても2型糖尿病リスクの上昇は認められなかった。

 一方で、女性では、2型糖尿病リスクは労働時間が週35~40時間の場合に比べて、週45時間以上の場合には1.63倍であることが分かった。なお、喫煙習慣や余暇の身体活動度、飲酒習慣、BMIで調整して解析すると、こうした関連はわずかに弱まったという。

 論文の最終著者であるSmith氏は、今回はこれらの因果関係が証明された訳ではないと強調しつつ、こう話す。

 「2型糖尿病などの慢性疾患の発症には職場環境の影響も大きいことを理解するのは重要だ。特に働く女性は、仕事以外にも家事や育児に追われて、テレビを見ながらくつろいだり、運動する時間が十分に取れない人も多いと思われる」

 また同氏は、長時間労働によりストレス反応が生じて、ホルモンバランスが崩れたり、インスリン抵抗性が引き起こされる可能性を指摘している。

 専門家の一人で米モンテフィオーレ医療センター臨床糖尿病センター長のJoel Zonszein氏の見方はこうだ。

 「家族に対する責任や義務、家事を含めた全体の仕事量のほか、睡眠時間やストレス度など多くの点で男女の差は大きく、このことが今回の結果につながった可能性がある」

 「働き方」だけでなく、家庭内の家事や育児の分担についても、早急かつ具体的な改革法を整備すべき時代を、いま私たちは生きているのだろう。
(文=編集部)

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