連載「暮らしとつながるサプリメント」第8回

「ウコン=二日酔い予防」は日本だけ! 「都合の良い科学データ」が曖昧な根拠に

この記事のキーワード : 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

売る側は当然、ベネフィットだけを伝えたがる

 長年、さまざまな研究が積み重ねられてきた「クルクミン」でさえ「白紙撤回」のような事態になる可能性があるのだ。いや、クルクミンに限らない。あらゆる機能性成分において、その効果や安全性の評価が覆される可能性はいくらでもある。私たちはこのことを念頭に置いて、情報を見る姿勢を持つことの大切さを理解することだ。

 消費者に届く情報のほとんどは、マスコミを通じてである。マスコミはいつも新しい情報を求めている。従来の概念を変えるような、あるいは新しく登場する物事はネタになりやすいので、多少、誇張してでも面白く伝えたがる。

 しかし、一般的に言えば、たいていの物事には「ベネフィット」と「リスク」が共存している。売る側は当然のこと、ベネフィットだけを伝えたがる。しかし、そこにはリスクも潜んでいる。健康食品は利用する人のカラダに直接影響を及ぼすものだから、リスクを知らずして口に入れることは賢明ではない。

 ウコンが二日酔い予防に効くか効かないか? あるいはどの成分がよいのか悪いのか?

 そのことを検証する前に「リスク情報は何か?」「これまでに健康被害はあるのか?」ということはネットでも検索できる。

 また毎日飲むものなら品質だって確かなものでないと困るわけで、「この商品は信頼してよいのか?」「有効成分以外に何が含まれているのか?」をチェックする心構えを持つことが何より身を守ることではないかと思う。


連載「暮らしとつながるサプリメント」バックナンバー

HIVも予防できる 知っておくべき性感染症の検査と治療&予防法
世界的に増加する性感染症の実態 後編 あおぞらクリニック新橋院内田千秋院長

前編『コロナだけじゃない。世界中で毎年新たに3億7000万人超の性感染症』

毎年世界中で3億7000万人超の感染者があると言われる性感染症。しかも増加の傾向にある。性感染症専門のクリニックとしてその予防、検査、治療に取り組む内田千秋院長にお話を伺った。

クラウドファンディング - READYFOR (レディーフォー) 「命を救う新たな選択肢を!肺がんに対する免疫療法の治験を利用した研究」7月9日(金)まで23時まで支援募集中
nobiletin_amino_plus_bannar_300.jpg
Doctors marche アンダカシー
Doctors marche

あおぞらクリニック新橋院院長。1967年、大阪市…

内田千秋

(医)スターセルアライアンス スタークリニック …

竹島昌栄

ジャーナリスト、一般社団法人日本サプリメント協会…

後藤典子