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【シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」18回】

危険な中国製の食品添加物を仕込む“混ぜ屋”の実態。添加物の「原産国名」の記載も義務化を!

添加物の原産国名も記載すべきだ

 こうした中、混ぜ屋の中から「どうも中国製の添加物は質が悪い。思った通りの効果が出せない」という声が出てきている。それと同時に、中国製の添加物は、純度の悪さなどで、輸入の際に食品衛生違法違反で摘発されるケースが出てきた。ある混ぜ屋の社員は「やはり触媒などの工程を省いているのは事実のようだ」と言っている。

 中国国内の報道によると、品質の悪い添加物(リン酸塩)の摂取で死者が出ている。化学調味料のグルタミン酸ナトリウムも30%程度は中国製になっていると言われる。早急に加工食品の原材料名表示で添加物の原産国も記載すべきである。

シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」バックナンバー

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

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