SNSでの競争は、薬剤の服用、禁煙、減量、選挙の投票、リサイクルに利用できる!?
Centola氏らは、「SNSは多く利用するほど効果的だと思われがちだが、今回の研究によるとそうではなく、オンラインの健康維持プログラムによる社会的サポートは逆効果となる可能性が示唆された。ただし、正しく使えば、SNSは人々の健康を劇的に向上させる可能性がある」とコメント。
さらに、SNSでの競争は、薬剤の服用、禁煙、減量、さらには選挙の投票やリサイクルなどの分野でも利用できるかもしれないと、その可能性に言及している。
「競争」という点では近年、フィットネスクラブ内に設置されているマシンにもその工夫が取り入れられている。
たとえば、エアロバイクのなかには、他の参加者のパフォーマンスを見て、自分と比較することができる機能を備えたマシンがある。エアロバイクをこぐ参加者同士が「競争」することで、記録アップや継続に一役買っている。
「やる気」の維持には<4日続けて休まない>
まもなく年の瀬を迎えるが、一年を振り返り、あなたが心に決めた、運動やスポーツなどの習慣や目標は、どのくらい達成できただろうか?
この時期は、忘年会、新年会と暴飲暴食の誘惑にかられやすく、運動不足になりがちだ。寒さもあいまって、フィットネスクラブに通うことや、運動習慣もさぼりがちになる。
気をつけなければいけないのは、せっかく身についた運動習慣が消え去り、再び「やる気」のスイッチを入れなくてはいけない状態に陥ることだ。
運動は、無理をせず、頑張り過ぎないことが大切だ。過度な運動は、身体だけでなく頭と心も疲れさせる。
これが溜まるとストレスにつながり、気分も憂鬱になって挫折につながる。ただし、次のルールは心にとどめていてほしい。
3日続けてなくてもいいが、4日続けて"休まない"こと。4日続けて休むと、次第に1週間、10日、半月、1カ月……。ここから再び、運動習慣を取り戻すことは苦労を要する。
<4日続けて休まない>と踏ん張ると、1月、半年、一年……運動習慣が継続する。今年挫折してしまった人は、来年の目標に<4日続けて休まない>を加えてほしい。