ところで、このタンポン型スピーカーだが、インスティトゥト・マルケスでは、不妊治療にも応用できるとして研究を進めているという。
体外受精を行う際、精子と卵子に音楽を聴かせると受精率が5%上昇するという研究結果が発表されているという。その理由は、音楽の振動が培養器内に子宮内と似た環境を再現するから。そこで、性交渉後の女性に、この装置を装着してもらい、自然妊娠の確率を上げることが可能かどうかも研究中だという。画期的な装置の開発によって、さまざまな可能性が広がっている、といっておこう。
(文=編集部)