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昭和大学、なぜ医師主導治験でクラウドファンディングを活用?死亡率1位の肺がん治療の実態

資金調達はクラウドファンディングを活用

 今回の医療主導の治験では、膨大な臨床データの解説や有効症例に関わるあらゆる要素の徹底的な検証に多額の予算が必要となるため、費用についてはクラウドファンディングを活用する。不足している予算を確保するとともに、肺がんに対する免疫療法の治験に関心を持ってもらうことが狙いだ。

「これから、カンガルーテールを押し上げていかなければなりません。免疫療法による根治に向けた戦略としては、第一に免疫療法、次に併用療法、さらに免疫増強併用療法、先ほど吉村教授からあったように腸内細菌を変更していくような腸内細菌療法の流れによって、がんが慢性疾患になる時代が近づき、これからは、がんが不治の病であることの終わりの始まりと考えています。

 がん治療やがん免疫療法の近未来予測としては、2022年にカンガルーテールが50%を、2027年には90%をそれぞれ超えていくのではないか。そして、そのときにはWHOも『がんはもはや死に至る病ではなく、慢性疾患である』という声明を出すと予想しています」(角田教授)

 昭和大学の医師主導治験により、肺がんの免疫療法の歴史は大きく前進しそうだ。

★クラウドファンディングにご協力いただける方はこちらへ
『命を救う新たな選択肢を!肺がんに対する免疫療法の治験を利用した研究』(クラウドファンディング)

(文=長井雄一朗/ライター)
★今回のクラウドファンディングに関する対談動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=66RBf3S4Pgk

※本記事はPR記事です。


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