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【連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」第2回】

オナラや便がクサイときは腸内で悪玉菌が増えている! 体臭や口臭の原因になることも

 自分の腸は善玉菌と悪玉菌とのバランスがはたしてとれているのだろうか。そんな疑問をとく一つのヒントがある。
善玉菌が増えて優勢であるなら、腸内では「発酵」が起こる。一方、悪玉菌が優勢だと腸内では「腐敗」が進む。たとえば、みそやチーズなどは「発酵」した食品で、人間の体には有益だが、「腐敗」した食品は人間の体に有害な影響を及ぼす。

 悪玉菌が蔓延した腸も同じことがいえる。腐敗が進んで、臭い有毒ガスがたまり、放置すると病気の原因となる。そのため、おならや便が臭いときは、悪玉菌が増加しているという一つのシグナルなのだ。最近、自分のおならや便がやけに臭いな、などと感じることはないだろうか。そんなときには、腸内の悪玉菌が優勢になっている可能性がある。さらにこれが高じてくると、体臭や口臭の原因になることもあるのだ。

 腸内の環境を左右する腸内細菌。健康にとって大切なのは、いかに善玉菌を増やして腸内細菌をコントロールするかにかかっている。


連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」バックナンバー

後藤利夫(ごとう・としお)

新宿大腸クリニック院長。1988年、東京大学医学部卒業。92年、東京大学附属病院内科助手。「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。大腸内視鏡40000件以上無事故の大腸内視鏡のマイスター医師。一般社団法人・食と健康協会顧問。著作に『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社)、『腸をきれいにする特効法101』(主婦と生活社)、『腸いきいき健康ジュース』など多数。大腸がんのインターネット無料相談も実施中。
新宿大腸クリニック
公式HP http://www.daicho-clinic.com

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