なぜ腹筋運動では効果が出ないのか?
これは、腹筋が薄い膜のような構造をしているからです。腹筋のサイズから見て、全身に存在する皮下脂肪をどんどん減らすほどの運動量や基礎代謝アップが見込めないのです。
まずは、「体脂肪を落とす」ことに着眼して、食事や日常生活を見直しましょう。>
食事では糖質を減らし、腹八分を守ります。肉や魚、大豆製品などのタンパク質を積極的に摂取。できるだけ野菜からたくさん食べ、血糖値が急激に上がらないよう心がけます。
加えて、有酸素運動はとても有効です。ランニングやウオーキングなど、少し心拍数が上がる運動を、休憩をはさみながら無理のない程度に行いましょう。
基礎代謝をアップさせるには、やはり筋力トレーニングが効果的です。まずは、胸や背中、太ももなどの大きな筋肉を鍛えることで、より脂肪を燃焼させやすい身体へと導きます。
筋力トレーニングの利点は、常に腹筋も刺激しているので、あえて腹筋運動をしなくても鍛えることができること。
ただし、お腹についている脂肪は、つくときは最初に、落ちるときは最後。脚や腕などから減り、腰回り、そして最後にお腹が落ちます。なので、短期間で「いくらやっても腹筋が見えてこない」と諦めず、継続することが大切です。