トイレとスマホの相性はよくない
清潔なトイレで用を足せる安心感からか、最近トイレにスマートフォンを持ち込む人が増えている。ひと昔前までは、「大」の際に「本を持っていく」という人が多かったが、これがスマホに取って代わったのだろう。仕事中に秘密のメールをトイレで打つ人もいるという。
きれいなトイレと最新機器であるスマホ、一見、不潔とは思えないところが盲点かもしれない。
イギリスのある研究報告によると、スマホや携帯電話の表面には、便器の18倍もの細菌が付着しているという! 便器よりはるかに汚いのだ。
水没の恐れもさることながら、本と違ってスマホは指を密着させ、通話の際は限りなく口を近づけて使用する。トイレには、ノロウイルスや大腸菌、サルモネラ菌など目に見えない糞便物質による細菌やウイルスがいっぱい。トイレを出る際に手を洗っても、細菌がスマホに付着していると元の木阿弥だ。
汚れたスマホを使用すると細菌が指に付着し、指から口を経由し体の中に入ってしまう恐れもある。世界一きれいな日本のトイレでも、スマホ持ち込みは不潔だと心得たい。
(文=編集部)