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【インタビュー「離島の人命を救うことから生まれた~MEC食と噛むだけダイエット」第1回 こくらクリニック・渡辺信幸院長】

離島医療から生まれた“究極のダイエット”~MEC食と噛むだけダイエット

 糖尿病の治療やダイエット目的で、国内でも急速に広まっている糖質制限食。近年、その有用性を示すエビデンスも蓄積され、米国糖尿病学会は2011年のガイドラインでカロリー制限食と糖質制限食がともに食事療法の選択肢として推奨している。

 一方、日本でも厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、「コレステロールと食事は無関係」として摂取基準が撤廃された。また、日本動脈硬化学会も「食事で体内のコレステロール値は変わらない」と声明を発表。肉・卵・チーズ・脂肪は“無罪”とされたのだ。
 
 「沖縄では伝統的に『鳴き声以外は全て食べる』と言われるほど、あらゆる調理法で豚を食べてきました。豚肉はビタミンAやビタミンB1などの栄養価が豊富で、毛細血管を強くする脂肪も含まれている」

 「ところが2000年以降、県は脂肪やカロリーの過剰摂取を槍玉に挙げ、肉を控えて野菜を多く摂る”和食”を勧めた。その結果、平均寿命は下がり続けている。食の欧米化ではなく、”粗食化”が長寿の敵なんです」(渡辺医師)

 渡辺医師の指導によって健康的にやせ、血糖値・中性脂肪値・尿酸値などの数値がすべて正常化した患者は大勢いる。血圧やコレステロールの薬の服用をやめたケースが無数にあるのだ。
(文=編集部)


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『肉食やせ! ―肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111』(主婦の友社)

『肉食やせ ! ―肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111』(主婦の友社)を12月16日に発行。料理が苦手な人や男性でも簡単にできて、とびきり美味しい肉・卵・チーズのメニューを厳選し、111レシピを紹介。作りおきができて、我慢せずに、健康的に美しくやせられる。外食の注意点やQ&Aも充実。厳しい糖質制限に挫折した人も必見!


渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991年、名古屋大医学部卒業後、医療法人沖縄徳州会中部徳洲会病院に入職。伊良部島診療所院長、宮古島、石垣島徳洲会病院、徳州会新都心クリニック院長を経て、2010年6月、徳州会こくらクリニック(那覇市)院長に(現職)。離島、救急医療の経験から、予防医療の重要性を説き、MEC食の啓発活動に至る。著書に『一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット』『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな~肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』『「野菜中心」をやめなさい~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる』『肉食やせ! 肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111!』。テレビ出演『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京)、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)。全国で講演活動。自らがラジオ番組のパーソナリティーを務めるFMレキオ80.6MHz「なべちゃんのレキオでダイエット」も好評。

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