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【連載「最新の美容医療の世界にようこそ」第2回】

キレイになって新年を迎える! 実は12月が“美容医療”のベストシーズン

 もう一点、冬の気候と美容医療の関係について、お話ししましょう。

 まずは紫外線。例えば、美白やお肌のハリをよくする治療を受けた後は、紫外線対策が必須です。なぜなら治療で何らかの刺激を受けた肌は、ターンオーバーが活発になり、フレッシュな状態に生まれ変わろうとします。無防備に紫外線を浴びてしまうと、新しいシミや色素沈着が起こりやすくなるからです。真夏にレーザーのシミ治療を受けるよりは、紫外線量の少ないこの時期に受ける方が断然リスクも少ないというわけです。

 そして、冬は厚着になります。たとえば、脂肪吸引の手術後は、専用の圧迫ガードルやインナーを着用していただきます。腫れやむくみ、内出血の回復を促して、ボディラインをきれいに整える重要な目的があるのですが、これらは密着度が高いため、汗をかく夏の時期に着用を強いられるよりは、気温の低い冬の方が楽に過ごせるからです。 

 もちろん、脂肪を吸引した部分が内出血することは通常の経過ですが、たとえば脚ならタイツで隠せますし、腕も長袖で覆えてしまいますよね。顔の場合、マスクを着用することも、冬なら違和感や窮屈感がないでしょう。

 つまり、私たちが忙しくなるこの時期は、美容医療を受ける方にとってもベストシーズンといえるのです。私自身、心身共にコンディションを万全に整え、患者さんをお迎えします。美容医療によってもたらされる結果が、2016年も多くの方にとってスペシャルな体験になりますように。


伊藤康平(いとう・こうへい)

聖心美容クリニック東京院院長。日本美容外科学会(JSAS)専門医、日本美容外科学会(JSAPS)会員、日本美容外科医師会会員、日本外科学会専門医など。冷静・的確なカウンセリングや美容外科医としてのセンス、技術に定評。年代を問わず幅広い支持を受けている。趣味は車やスキー、オーディオなどの電化製品、料理、熱帯魚観賞と幅広く。
聖心美容クリニック
www.biyougeka.com

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