腟内射精障害の原因の7割は不適切なマスターベーション!
「初射精のきっかけ」は、年齢が上がるにつれて「夢精」が多く、「マスターベーション」が少ない。初射精の平均年齢は「60代が13.4歳」、「10代が12.4歳」となっている。
「普段やっているマスターベーションランキングトップ5」は、「手を上下にピストンさせペニスを刺激する」が95.4%、「射精直前に寸止めする」が10.5%、「脚をピンと緊張させる」が8.6%、「ローションを使う」が6.4%、「布団などに擦り付ける」が6.35%。その他、「石鹸を使用」が4.2%、「アナルを使用」が0.8%、「水流をかける」が0.8%、「振動を与える」が4.2%、「風を当てる」が0.6%、「自分でフェラチオ」が0.6%も……
不適切なマスターベーションにあたるものは、床などにペニスを擦りつける(床オナ)、脚をピンとさせた状態で行う(脚ピン)、強く握り過ぎる(強グリップ)、速く動かし過ぎる(高速ピストン)、水流をかける、振動を与える、など多岐にわたる。
このような腟内環境とはかけ離れた刺激によるマスターベーションは、「腟内射精障害」の原因の7割に該当するとされる。日本の腟内射精障害の患者数は、約270万人(成人男性の約20人に1人)と推定されている。
また、不適切なマスターベーションを「普通だ」と思っている人の割合は、「脚をピンとさせた状態で行う(脚ピン)」が68.4%、「床などにペニスを擦りつける(床オナ)」が52.0%、「水流をかける」が60.0%、「振動を与える」が42.9%だった。脚ピンや床オナは、10〜30代の10人に1人以上が行っている。腟の中で射精できない「腟内射精障害」を引き起こす恐れがあり、危険だ。
気軽に相談する相手は、「いない」が71.1%、「同性の友人1」が9.8%、「恋人や配偶者」が8.8%だった。不適切なマスターベーションを行っている人の多くが「普通だ」と思っていることに一因があるのだろうか。
コミュニケーションをとらないことが、不適切なマスターベーションを習慣化させ、腟の中で射精できない腟内射精障害につながっているのかもしれない。
一人で楽しむマスターベーション。その極意は自分がよく知っている。だが、そのリスクも十分注意しておきたい。
(文=編集部)