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「マイコプラズマ肺炎」が大流行の兆し! 拡大感染しやすいのは異名<歩く肺炎>にアリ

「歩く肺炎」ゆえに身近な人を感染

 

 マイコプラズマ肺炎は、英語で「walking pneumonia(ウォーキング・ニューモニア=歩く肺炎)」と呼ばれる。これは、症状が進んでも「歩き回れる」ことを意味する。つまり、症状がマイルドであるがゆえに、通常の肺炎とは違って、体のダメージが少ないのだ。

 「咳が止まらないな」「なんだかだるいな」と感じつつ、なんとなく通常の生活が送れる。学校にも会社にも通えるため、身近な人にうつしてしまうのだ。そうして、感染がさらに広がる。マイコプラズマ肺炎の恐さは、自覚症状がないまま周囲に感染を広げやすいことだ。

 今シーズンは、風邪の初期症状や咳っぽさを感じたら、すぐに病院で検査を受けるようにするのが、世のため人のためになりそうだ。

人間だけではない!愛犬にも感染の心配が!?

 また、感染するのは私たちだけではない。犬の風邪といわれる「ケンネルコフ」の原因にもなりうる。「コフ」とは「咳」という意味。

 愛犬とは濃厚に「接触」するし、咳やくしゃみなど「飛沫」が飛ぶほど近い距離で過ごす仲だ。飼い主から愛犬へ、あるいは愛犬から飼い主へ、伝染しないか心配なところだろう。

 だが、その点は心配には及ばない。実は、人には人の、犬には犬の、特有のマイコプラズマが存在する。そのため人と犬では、感染するマイコプラズマが同じではないので、人畜共通感染症には指定されていない。

 もしも愛犬が咳を伴って調子悪そうにしていたら、ぐったりしたり食欲不振になるなど重症化する前に、感染を心配せず、しっかり介抱してあげよう。乾いた咳をする、吐きたそうなのに吐けないような仕草を見せる、苦しそうな呼吸をする、といった症状が見られたら、感染の疑いがある。

 「愛犬が風邪?」と思ったら、ひとまずよく観察しよう。そして早めに症状の特徴をつかんで、動物病院で適切な早期治療を受けることだ。
(文=編集部)

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