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羽生結弦選手、全治2カ月が判明~リスフラン関節靭帯損傷は完治の見極めが難しい!?

“可動性”がないリスフラン関節部

 また、三木氏は、「リスフラン関節部は“可動性”があるわけではない。完治したかどうかの判断の見極めが難しい。自己判断でなく、専門家の診断が必要な部位といえる」と説明を加えた。

 つまり、足首のように可動する箇所であれば、回復具合もわかりやすいが、リスフラン関節靭帯の回復の見極めは慎重にならざる得ないのだ。

 今シーズンの羽生は左足に痛みを抱えながら今シーズンを戦っていた。4月のフィギュアスケートの世界選手権(アメリカ・ボストン)では2位。ショートプログラム(SP)で2位に12.04点差をつけたが、フリーでは4回転ジャンプで転倒するなどミスが相次ぎ、総合では295.17点で2年連続の2位に終わった。

 羽生選手の本格復帰は、夏以降に持ち越されそうだが、焦りは禁物かもしれない。三木氏は、「フィギアスケートのように足に全体重がかかる競技は、リスフラン関節靭帯の故障は“職業病”。再発防止には、着地の身体の使い方を変えるなどが必要かもしれない」と推測した。

 羽生選手には、十分な療養で万全に回復したコンディションで臨んでもらい、満足のいく演技で世界のトップに立つ勇姿を見せてもらいたい。
(文=編集部)

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