厚労省は今シーズン、A型2株(A/カリフォルニア、A/スイス)、B型2株(B/プーケット山形系統、B/テキサスビクトリア系統)を取り入れた4価(4種混合)のインフルエンザワクチンを選定した。これまでと比べB型が1株増えたことで、昨年より概ね500円ほど費用は値上がりした。
インフルエンザワクチンの効力は、接種の2~4週間後から約5カ月続く。今から打てば、来年前半のインフルエンザを防げるかもしれない。もしかかっても、重症化を避けることができる。ただし、これも4種のインフルエンザに対してだ。
アンチ・ワクチン派が教えるインフル予防あの手この手
化血研の偽造問題といい、“効かなかった”ワクチンといい、疑心暗鬼になることばかり。そのせいか、「この冬は予防接種をしない」と決めてかかった人も大勢いる。
アンチ・ワクチン派が教えてくれた自衛策は、手洗い、うがいのほか、免疫力をつけること。そのためには、質の良い睡眠をとり、偏食をせず、適度に運動をしてストレスをためない……。当サイトの記事「睡眠不足による体力低下は、実際に風邪を引きやすくする!」で紹介したとおり、睡眠不足が招く免疫力低下の新たな知見も報告されている。
ワクチンを接種しようがしまいが、いずれにしても免疫力の低下を招く生活習慣はあらためるべきだ。
(文=編集部)