ぜひ、夏疲れも解消してくれそうな鶏むね肉を、夏疲れ気味な働く女性のランチに提案したい。鶏むね肉のイミダペプチドを最も効率的に摂取するには、じっくり煮込んだスープがいいといわれている。約30分煮込むと、イミダペプチドがスープに抽出されるからだ。
もちろん、チキンサラダやチキン南蛮、チキンのトマト煮込みなど、一般的な鶏むね肉料理でも疲労回復効果は期待できる。外食の弁当やランチで、鶏むね肉スープや料理があれば、ぜひ選びたい。
夏の終わりから意識して食べよう
ただし、注意したいのは、即効性が期待できない点だ。複数の実験結果によれば、イミダペプチドは約2週間摂取し続けてはじめて、疲労感が減少する効果が出るという。体調を崩しやすい夏の終わりから食べ始めれば、ちょうど夏の疲労解消効果が期待できそうだ。
おシャレなカフェランチなどもいいが、鶏むね肉をうまく調理した"抗疲労"弁当を活用してみるのはどうだろうか。夏の疲れを感じている今こそ、抗疲労食材を試して、元気に秋を迎えたいものである。
(文=編集部)