予防のためには、まずは食生活に気をつけることが大切。冷房の中で過ごしていれば、それほどのどは渇かないはずなので、冷たい水やジュースばかり飲まず、できるだけ熱いお茶などを飲むようにすること。また、量もあまりとりすぎないほうがいいでしょう。昼食もそうめんや冷やし中華ばかりでなく、アツアツのラーメンやおかゆを汗をかきながら食べる...というのも、夏バテ解消の一策です。
なお、胃腸の不調を感じたときには、ます舌をチェックしてみましょう。べったりとした白や薄黄色の苔がついていたら、要注意。水分のとりすぎや食べすぎで、胃腸が悲鳴をあげている証拠です。主に冷たいものの飲みすぎが原因なので、ショウガやネギ、山椒などで冷えた胃にパンチを与えるのが正解。少量なら唐辛子などの辛いものも効果的です。
(文=編集部、監修=呉澤森/呉迎上海第一治療院院長)