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【『死の臓器』を100倍以上楽しむ方法②】

小泉孝太郎主演『死の臓器』に登場する臓器ブローカーをはるかにしのぐ国家的臓器売買に世界が注目!?

 報告書で「2000年から2008年までに囚人6万5千人が臓器移植のため生体のまま臓器を収奪され殺害された」としたマスタ氏は、昨年2度目の来日をはたし「かつては外国人を対象にしていた移植手術が中国の富裕層を対象としているため、より巧妙に発覚しにくくなっている」と説明している。

 臓器供給源となっているのは囚人や法輪功学習者、ウイグル族やチベット族などの少数民族などといわれるが、囚人からの臓器提供は中国政府も認めている。中国当局は2015年までに死刑囚からの臓器移植を段階的に中止するとの発表も行っているが、果たして現状はどうなっているのか?

 『死の臓器』はもともと日本で実際に起こった臓器売買事件から修復腎移植(レストア腎移植)を題材にしている。そして映画『人狩り』は国際的に評価の高いドキュメンタリーである。臓器不足をめぐる現実のほうがあまりにも深刻で、切実だ。
(文=編集部)

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