「小さく産んで、大きく育てる」と生活習慣病を発症するリスクが高くなる――。福岡秀興教授(早稲田大学総合研究機構研究院)が唱える「成人病(生活習慣病)胎児期発症説(DOHaD説)...
福岡秀興(ふくおか・ひでおき)
早稲田大学理工学術院総合研究所教授。東京大学医学部卒業後、東京大学助手(医学部産婦人科学教室)、香川医科大学助手、講師、米国ワシントン大学医学部薬理学教室 Research AssociateRockefeller 財団生殖生理学特別研究生、東京大学大学院助教授を経て、平成19年より早稲田大学胎生期エピジェネティック制御研究所客員教授。平成23年より同大学総合研究機構研究院教授、平成27年より現職。厚生労働省の第6次、第7次「栄養所要量」、「妊婦のための食生活指針」策定委員等なども歴任、日本の成人病胎児発症説研究の第一人者として、妊娠中や思春期の食の問題に取り組む。『胎内で成人病は始まっている』(デイヴィッド・バーカー著)を監修・解説。日本DOHaD 研究会代表幹事。米国内分泌学会会員,日本内分泌学代議員、日本母性衛生学会監事、評議員(日本骨代謝学会、日本骨粗鬆症財団、日本妊娠糖尿病学会、日本性差医学研究会、日本臨床栄養学会、日本産婦人科学会東京地方部会 他)、認定臨床栄養学術師(日本臨床栄養学会)、 産婦人科専門医。著作は『災害時の栄養・食糧問題』(建帛社)、『ビタミン・ミネラルの科学』(朝倉書店)『子供の心身の危機をどう救うか』(ナップ社)『臨床栄養医学』(南山堂)『SGA性低身長症のマネジメント』(メディカルレビュー社)『NHKスペシャル 病の起源2』(NHK出版)など多数。
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