ローカーボで体の不調が改善
フェスの成功に向けてまい進する藤本さんのこだわりは、自身のローカーボ体験にある。
「幼少期から身体が弱くてアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などにずっと悩んでいました。社会人になってからもその症状は続き、ある時、仕事のストレスで体調を大きく崩すことに……」
その時、知人から「ローカーボ」を勧められて、生活に取り入れた。すると――
「今まで悩んでいた症状が改善され、慢性疲労も劇的によくなりました。この体験から、ローカーボを多くの人に伝えたいという気持ちが芽生えました」
そこで、藤本さんはローカーボをさらに学び、親族にも実践させたところ、体調の改善に加えて半年間で18kgのダイエットを実現したという。
ローカーボの効力を確信した藤本さんは、会社員からローカーボを伝える料理研究家に転身。これまで2000名以上にローカーボのアドバイス、食品メーカーや飲食店のレシピ・メニュー開発などを通じてローカーボの素晴らしさを伝えてきた。
藤本さんら実行委員会のメンバーは、フェス終了後もイベントの継続をめざしている。ちなみに、資金調達のためのクラウドファンディングも呼びかけたところ、みごと目標額を達成した。
入場料は無料。おいしく楽しく糖質制限を体験できるこのフェスで、ローカーボの世界をもっと手軽に楽しんでもらいたい。
(文=編集部)
藤本なおよ(ふじもと・なおよ)
ローカーボ料理研究家。幼少期から身体が弱く、さまざまな不定愁訴を「ローカーボ(糖質制限)」の食事で克服。「人の身体と心は食事でできる」ことを伝えたいと思い、2014年、ローカーボ料理教室を開催。これまでに、ローカーボ料理研究家として2000名以上に指導。レシピ提供・企業のレシピ開発・セミナー講師などで活動中。