このほかにもある血液型疾患リスクの違い
血液型による疾患のリスクはにわかに信じがたいものだが、2009年に米国立がん研究所が発表した「O型の人はA、B、AB型の人に比べ、すい臓がんになりにくい」という論文をきっかけにさまざまな研究が進められてきた。
これまで、心筋梗塞や狭心症の発症リスクが低い血液型(O型)、前立腺がんの再発が低い血液型(O型)、糖尿病の発症率が低い血液型(O型)、認知症を発症するリスクが高い血液型(AB型)などさまざまな研究がある。
どこまで信じるかはそれぞれだが、自分の血液型がある疾患リスクが高いという情報によって、病気予防に役立つかもしれない。あるいは発症リスクが低いと知って悪い生活習慣になることも考えられる。
しかし、血液型は変えられないが、生活習慣は変えられる。運動不足や偏食、喫煙などの悪い生活習慣要素は、血液型よりはるかにエビデンスレベルは高いのではないか?まずそこからだろう。
それにしてもO型の血液型は強い!?
(文=編集部)