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人工甘味料、ダイエット飲料で「脳卒中」や「認知症」の発症リスクが3倍に!?

甘さは脳の大敵か?

 この点について、脳卒中の専門家にして筆頭著者のHannah Gardener氏(米マイアミ大学)も「確かに決定的なものだとは言い切れない」と率直に認めつつも、次のように語っている。

 「何も今すぐダイエット飲料をやめるべきだとは考えないが、(加糖飲料から)ダイエット飲料への変更が脳の健康にとってよいものかどうかも依然不明である事も事実だ。現時点でいえるのは、加糖飲料が心臓にも脳にも不健康だというエビデンスは確立しているということである」

 一方、飲料の業界団体は今回の見解に対し、黙っていない。米国飲料協会(ABA)はさっそく、下記のような声明を公表してPase氏らの最新知見に異議を唱えた。

 「低カロリー甘味料は多くの科学的研究によって安全だと証明されている。米国食品医薬品局(FDA)、世界保健機関(WHO)、欧州食品安全局(EFSA)などの機関も、消費上安全であるという結論を下している。今回の研究はそれらの判断を覆すものを提示しているとは到底認められない」

 とはいうものの、Rase氏の助言が正鵠を射ているのかもしれない。「加糖飲料をダイエット飲料に置き換えれば健康的だというわけでもなく、あくまでも飲み過ぎには注意を促したい」。

 とにかく、売る側がややあおり気味に謳う商品特性にまんま躍らされることなく、その効果と影響力をじぶんなりに把握して購入する姿勢が消費者側に問われている。
(文=編集部)

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