米国では高校生に「電子タバコ」の喫煙者が急増中
「今回の研究結果は、電子タバコに切り替えると、従来どおりの喫煙を続けた場合に比べて、将来のがんリスクが有意に低下する――低減できるという、これまでの報告と一致している」(前出・Shahab氏)
しかしながら、そもそも禁煙や減煙につながるとする見方については、その効果や安全性について賛否両論ある。
FDA(米国食品医薬品局)の調査によると、米国では高校生の電子タバコ喫煙者が急増しており、2011年の1.5%から2015年の16%と、全米の高校生の約300万人にものぼるという推計がある。
一方、受動喫煙対策の規制自体が「永田町で火花」などと報じられているわが国の場合、「強制すれば、地下に潜ってよからぬ勢力がはびこる」という詭弁や、「厚労相が言ったからといって通る自民党じゃない!」と息巻く愛煙家議員や分煙派議員があとを絶たない。
彼らは東京五輪まで残り何日か、ご存じなのだろうか?
(文=編集部)