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清原和博、高知東生、高樹沙耶、ASKA……相次いだ有名人の薬物事件! 彼らはなぜドラッグに?

薬物依存者は絶えず渇望感にさらされる

 このように2016年は、有名人の薬物事件が相次いだ。しかし、なぜ人気もお金もあるスターが、薬物に依存してしまうのだろう?

 「世界保健機関(WHO)」によると、依存の定義は次のようなものだ。

 「ある生体器官とある薬物との相互作用の結果として生じた精神的あるいは時には身体的状態であり、その薬物の精神作用を体験するため、あるいは、時にはその薬物の欠乏から来る不快を避けるために、その薬物を継続的ないしは周期的に摂取したいという衝動を常に有する行動上の、ないしは他の形での反応によって特徴づけられる状態」

 つまりは、一度薬物に身体的および精神的に依存してしまった人は、常にその薬を摂取したいという渇望感にさらされ続ける。有名人の場合は、金を十分に持っているし、グレーな世界の人も含めて、周囲にさまざまな人が集まる。いつでも薬物が手に入るという状態で、一度依存した薬物を断ち切ることは極めて困難だ。

 だが、一時の快楽の代償はとても大きい。一度失った芸能界での地位や、ファンの信頼は戻ってはこない。人並みはずれた天分に恵まれたスターたちが、薬物という愚かな選択にはまってしまった結果を、来年こそは見たくないものである。
(文=編集部)

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