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【シリーズ「次期アメリカ大統領の健康問題」【前編】】

米大統領候補ヒラリー・クリントンは失明の危機に!? ダイエット・コーラの飲み過ぎが原因か?

クリントンの失明の危機は人工甘味料アスパルテームが原因か?

 甘さがショ糖の200倍もある人工甘味料アスパルテームとは何か?

 メチル・エーテルを含むアスパルテームは、体内に入ると麻酔薬であるフリー・メチルアルコールに変化するため、慢性メタノール中毒の原因になる。その結果、脳のドーパミン神経系が阻害されるので、メタノール依存症に陥る。メタノールは、網膜を委縮させるホルムアルデヒドやギ酸に変化することから、視覚神経が損壊。視覚系に酸素や栄養が欠乏するため、失明につながる。

 万一、失明を免れても、網膜の中心部である黄斑に障害が生じる黄斑変性、視野狭窄、目のかすみ、閃光視、両眼の痛み、涙腺異常、眼球突出などの視覚障害や、耳鳴り、難聴騒音などの聴力障害をはじめ、偏頭痛、顔面痛、多動症、手足の感覚麻痺のほか、うつ病、恐怖症、てんかん、高血圧、心臓発作、脳卒中、頻脈、胃腸病、腹痛、下痢、血便、口唇のかぶれ、蕁麻疹、喘息など、数々の重篤な全身疾患を併発するリスクが高まる。

 しかも、内分泌攪乱物質であるアスパルテームは、乳汁分泌を促す黄体刺激ホルモンのプロラクチンを刺激して月経を引き起こすため、妊娠を妨げる。奇形や精神薄弱児が産まれる催奇性物質でもある。

 アスパルテームの深刻なリスクはまだある。必須アミノ酸のフェニルアラニンの代謝が阻害され、中枢神経系を損傷させるので、乳児の心身の発育不全、痙攣、湿疹などの症状を示すフェニルケトン尿症を引き起こす。クリントンの娘チェルシーさんの体調も、乳児の状況も不明だが、何らかの病徴があるかもしれない。

安全性よりも経済的利益が優先されている

 アメリカの市民団体や被害者たちは、アスパルテームの危険性や使用禁止を強く訴えている。ところが、FDA(米食品医薬品局)は、アスパルテームが原因と見られる92もの症状をリストアップし、アスパルテームと失明との因果関係を認識しているものの、無視し続けている。

 アスパルテームのメーカー、厚労省や各国政府も、アスパルテームの有毒性と危険性を熟知しているが、製造・輸入・販売を一切禁止していない。安全性よりも経済的利益が優先されている。

 アメリカのマスコミには、多少のバイアス(偏り)や過剰報道があるかもしれない。しかし、ダイエット・コーラにアスパルテームが含まれている事実も、アスパルテームに有毒性がある事実も決して揺るがない。クリントンは、まだ数カ月も戦い続けなければならない。心身のコンディションが懸念される。

 次回は、ドナルド・トランプ、高齢70歳の健康問題について解説する。
(文=編集部)

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