美肌をつくるには“5大要件”がある?(shutterstock.com)
今回の参院選のテーマのひとつは「選挙制度」。隣接する選挙区を一つにする「合区」が、憲政史上初めて運用された。
「一票の格差」是正のため、「島根・鳥取」「徳島・高知」の4県をそれぞれひとつにしたことで、自分たちの県を代表する議員がいなくなる。
最高裁から違憲状態と指摘され、小手先の定数是正を繰り返してきたが、それも限界ということが改めて明らかになった。
対象となったのは、いずれも高齢化率も高く、過疎化が進む地方だ。マイナスなイメージで注目されるなか、意外なことで高評価なのが島根県である。
じつは、日本を代表する「女性の美肌県」として首位4連覇をマーク。大手化粧品メーカー・ポーラによる『ニッポン美肌県グランプリ2015』(発表は例年11月12日:いい皮膚の日)において、現在4年連続で調査結果の首位に君臨している。
この美肌県調査は、次の6要素をポイント化してランキング評価するものだ。
①肌がうるおっている、②キメが整っている、③毛穴が目立たない、④くすみがない、⑤シミができにくい、⑥ニキビができにくい
肌荒風と毛穴熱風に要注意!
2015年度も、ポーラのスキンチェックを受けた全国73万人(平均年齢40.6歳)の女性データに基づいて、都道府県別の美肌偏差値が割り出された。
結果、4連覇ばく進中の島根県の場合、肌の美しさを左右する要因として同社が挙げる、次の「5大条件」が整っているという。その要因とは、「水蒸気密度」「日照時間」「生活習慣」「肌荒風」「毛穴熱風」だ。
最後の「毛穴熱風」に関しては当サイトでも以前に解説したので御参照いただきたい(紫外線だけではない! 毛穴を広げる"熱風"があなたを襲う!?)。
もう一つの聞き慣れない「肌荒風(はだあらしかぜ)」とは、肌のうるおいを奪う2種類の風を指す。
高い山脈を越えてくる「乾燥型」と、狭い平野を通り抜ける「突風型」である。空っ風の強い北関東は、この点で美肌環境のハンディを抱えていることになる。
では、この5大要因に関して、首位・島根県の結果内訳をみてみよう。
うるおい度に関係する「水蒸気密度」は11位、紫外線量に関係する「日照時間」は7位、肌全般の状態を左右する「生活習慣」に関しては30位という低位ぶり……。
それでも、うるおい度に影響する「肌荒風」や、毛穴の広がりにつながる「毛穴熱風」は、「特に影響なし」という地の利が効いている。
さらに「美肌偏差値72.4」である島根県の美肌グラフ(レーダーチャート)を閲覧し、いい順から項目をあげてみると、
◆肌がうるおっている(5位)、◆キメが整っている(6位)、◆ニキビができにくい(8位)、◆毛穴が目立たない(11位)、◆シミができにくい(12位)、◆くすみがない(18位)。