「ブラジャーはそのままでOK」心肺蘇生法はシンプルに
心肺蘇生のガイドラインは5年に1度改正され、2010年には心臓マッサージ(胸骨圧迫)とセットになっていた「マウスtoマウス」が、現在は必須ではなくなった。
以前は「ブラジャーを外す」と指導されていたAEDの電極装着も、現在は1秒でも早い除細動を優先し、「つけたままでOK」とされる場合が多い。
このように市民の行う心肺蘇生法は、現場での実利が優先されたものに変更され、一定の効果を上げている。
このあたりの事情を多くの人が認識し、心肺蘇生のレクチャーを受けて技術を身につければ、女性の救命率アップにもつながるだろう。
(文=編集部)