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【シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」13回】

安全な「コンタクトレンズ保存液」の選び方は? 「こすり洗い不要」を鵜呑みにするのは危険

MPSでも手のひらでレンズをこすり洗いを

 どうしても使う場合は、「こすり洗い無用」と謳っていても、「つけおき」だけにしないで、「こすり洗い」「すすぎ」を必ず行い、危険な成分をコンタクトレンズに残留させないようにすべきだ。

 くれぐれもMPSは、手のひらでレンズをこすり洗いし、すすいでから使用するものということを忘れないように。

 安全なコンタクトレンズ保存液は、化学物質の使用を極力抑えている製品だ。たとえば、昭和製薬のコンタクト用食塩水などが挙げられる。これでコンタクトレンズの「こすり洗い」をするのが、安全で安心だ。

 この製品には0.9%の塩化ナトリウムしか混ぜられていない。0.9%の塩化ナトリウムというのは、涙と同じ浸透性なので、コンタクトレンズに残留していても問題ないし、コンタクトレンズをつけたときに違和感を有さない。化学物質過敏症の人でも安心して使える。


シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」バックナンバー

郡司和夫(ぐんじ・かずお)

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

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