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世界的キーボード奏者のキース・エマーソンさんを自殺に追い込んだ「職業病」とは?

満足な演奏ができず引退する予定だった

 右手の指2本が思うように動かなくなった彼の演奏は、全盛期と比べると技術面で劣っていた。そのためネット上で酷評された。

 「彼はオンラインのすべての批評に目を通してしまう、感じやすい心の持ち主でした。昨年、コンサートをやった際、人々が『演奏するのを止めて欲しい』といったコメントを投稿していました」(同前)

 そうした批評を目にしたためなのだろう。今年4月の来日公演を前に、彼の心には心配が募っていた。

 「彼はちゃんと弾けるか心配で、悩んでいました。日本のコンサートの後、彼は引退しようと計画していたのです。彼はファンを失望させたくなかったんです」(同前)

 テクニカルなプレイで、長年、ロックファンを魅了し続けたキースさんは完璧主義者であった。それゆえ万全な演奏ができないという考えが彼を憂鬱かつナーバスにし、不安にさせていた。そして彼は最期、銃で自身の頭を撃ち、命を絶ってしまった。彼が命を絶っても、記録された素晴らしい演奏は永遠に残る。冥福をお祈りしたい。
(文=編集部)

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