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【連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」第6回】

病気を未然に防ぐ「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」に熱い注目が

プロバイオティクスのエサとなるプレバイオティクス

 プロバイオティクスによく似た言葉で「プレバイオティクス」という言葉がある。これは、1995年にイギリスの食品微生物学者グレン・ギブソン(Glenn R. Gibson)らによって提唱されたもので、腸内に棲んでいる有用菌のみが増えることを促し、なおかつその活性化を高めて宿主の健康に有利に働く非消化性(消化しづらい)の食餌成分と定義されている。これを具体的にいうと以下の通りになる。

▶︎食道や胃、十二指腸などの上部消化管の消化酵素で分解されずに腸まで達する
▶︎プロバイオティクスのエサとなって善玉菌を増やす
▶︎腸内の有害な菌の増殖を抑える
 
 その結果、腸内の環境が改善されて、健康の増進に役立つといった性質を持つ。つまり、プレバイオティクスは乳酸菌などのプロバイオティクスと一緒に摂取することで、プロバイオティクスの人体への有用な働きをさらに高める働きをする。

 代表的なプレバイオティクスは、オリゴ糖や食物繊維だ。乳酸菌とともにオリゴ糖や食物繊維をとることで、より腸内環境が整い、健康が増進されるということで、今、プロバイオティクスとともに注目が集まっているのだ。ビフィズス菌を含む乳酸菌を摂取するときに、ぜひ、こういったことを意識しておきたい。

連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」バックナンバー

後藤利夫(ごとう・としお)

新宿大腸クリニック院長。1988年、東京大学医学部卒業。92年、東京大学附属病院内科助手。「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。大腸内視鏡40000件以上無事故の大腸内視鏡のマイスター医師。一般社団法人・食と健康協会顧問。著作に『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社)、『腸をきれいにする特効法101』(主婦と生活社)、『腸いきいき健康ジュース』など多数。大腸がんのインターネット無料相談も実施中。
新宿大腸クリニック
公式HP http://www.daicho-clinic.com

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