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16階以上で生存の可能性「ほぼゼロ」!高層階に住む人は心肺停止の際の生存率が低いことが判明

 救急現場での常識として、心肺停止後の1分以内に処置が行われれば90パーセント以上の救命率があり、1分遅れるごとに7~10パーセント救命率が減少するとされる。脳障害を起こさずに救命するためには、3分以内に気道の確保、人口呼吸、心臓マッサージなどの心肺蘇生を行い、5分以内に救急処置の専門家に渡すことができるかどうかがその人の生存の可能性を大きく左右すると言われる。

 日本では、2004年7月に法改正がなされ、AED(自動体外式除細動器)を、医療従事者以外でも使用することが認められるようになっている。公共施設などでのAEDの設置箇所も増えている。救急車の到着まえの心肺蘇生の可能性も拡大した。

 とはいえ、心肺停止後からの数分間は“ゴールデンタイム”と呼ばれ、この時間内に救命措置が行なわれれば、救命率はきわめて高くなる。

 今回のカナダの研究は2007~2012年にマンション内で心停止を起こした8000人強を対象としている。しかし、何も高層ビルだけの問題だけではない。日本でいまだに多く存在する救急過疎地でも、この救命の法則が当てはまるのはいうまでもない。
(文=編集部)

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