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【シリーズ「子どもの心と体の不思議のサイエンス!」第11回】

利き手は3~4歳の頃に決まる!? 赤ちゃんの手の動きを見れば発育状態がわかる!

 ところで、あなたは、右利き、左利き?

 世界を見渡しても、ほとんどの人が右利きで、左利きの人は、およそ10%程度と言われる。赤ちゃんを見てみると、昨日は右手で積み木遊びをする、今日は左手で絵を描いている。左右どちらの手も使っている。生後すぐでも、どちらか一方を向いて寝るなど、赤ちゃんの手や体の動きには、左右差があることが分かっている。

 赤ちゃんの利き手が決まるのは、3~4歳のころだ。だが、赤ちゃんの手や体の動きの左右差が、利き手とどのように関わっているかは、研究中でまだ十分に解明されていない。

 ちなみに、酒飲みを左党と言うのはなぜだろう? 左手で工具のノミを持つので、グイ呑み(ノミ)を左手で持って、酒を煽る人を左党と呼んだことが発端らしい。また、利き手とは反対の手で団扇(うちわ)を持つことを左団扇(ひだりうちわ)と言う。力を入れて扇ぐ右手にくらべると、左手は扇ぐ力がいらないことから、金銭的・時間的なゆとりがあることを意味している。

 さて、赤ちゃんの利き手がどのようにして決まるかは分からない。だが、赤ちゃんの手の変化は、赤ちゃんの発育のゴーサインであるのは確かだ。
(文=編集部)

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