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最新のインフルエンザワクチンは鼻にスプレーするだけ!

 さて、そもそもワクチンは健康な状態のときに接種するもの。したがって、なかなか普段は、ワクチン接種の必要性を感じにくい。正直言って、面倒くさいと思っている人も多いだろう。過去にインフルエンザに感染して、つらい体験をした人でないかぎり、積極的にワクチン接種をしたいと思うことはないだろう。そのため、毎年、冬が近づくと「インフルエンザワクチンを受けましょう」というキャンペーンが繰り返されているわけだ(本稿もその一つ)。

 ワクチンを接種したら、インフルエンザにまったくかからないのか? そんなことはない。感染しても発症しない、または重症化しない、それが接種の目的だ。そして、あなた自身だけでなく、あなたの身近な人たち、さらには、社会全体をインフルエンザウィルスから守るために、ワクチンは存在する。

 インフルエンザワクチンを製造しているメーカの出荷自粛問題が何とか決着を見た。しかし、ワクチン供給は本当に大丈夫なのか? 

 接種するときに、個人的な観点でリスクとコストを天秤にかけることはもちろん、社会全体のリスクとコストについても考えてみてはいかがだろうか?
(文=編集部)

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