「コンビニおでん」での糖質制限のカギは「出汁」
亀ドクは「ファミリーマート」で選んで血糖値を計測したおでんの具材は、次の10品。
①大根(炭水化物量):1.3g
②卵(炭水化物量):0.5g
③こんにゃく(炭水化物量):2.1g
④白滝(炭水化物量):2.9g
⑤がんも(炭水化物量):6.0g
⑥だし巻き玉子(炭水化物量):5.9g
⑦肉いなり(炭水化物量):3.1g
⑧牛すじ(炭水化物量):0.1g
⑨鶏つくね(炭水化物量):5.0g
⑩しゅうまい巻き…炭水化物量):6.8g
その結果、血糖値は次のように変化した。
食前:108mg/dl
食後15分:101mg/dl
食後30分:112mg/dl
食後45分:142mg/dl
食後60分:127mg/dl
食後90分:116mg/dl
ちなみに、おでんの出汁(だし)400mlを飲んだときは、次のように変化している。
食前:87mg/dl
食後15分:115mg/dl
食後30分:110mg/dl
食後45分:119mg/dl
食後60分:109mg/dl
食後90分:97mg/dl
この実験から亀ドクは、コンビニのおでんを食べるときの基準を、「出汁は飲まない」「出汁が染み込みにくい食材を選ぶ」「低糖質の食材を選ぶ」よう提示している。
亀ドクは他のコンビニおでんでや、牛丼屋、回転ずし、ハンバーガーショップなどで、モリモリ食事をしながら実験を行っている。詳しくは、亀ドクがFacebookで紹介している「血糖値が上がらないお店、メニュー」を参照してほしい。
これからも亀ドクの食べっぷりに熱い視線が集まることは、間違いない。
(文=編集部)
亀川寛大(かめかわ・かんだい)
なごみクリニック(熊本市)院長。1972年、鹿児島生まれ、熊本育ちの九州男児。97年、宮崎医科大学(現 宮崎大学)医学部を卒業後、熊本大学、宮崎大学付属病院で消化器外科を専攻、鹿児島市医師会病院を経て、2003年、医療法人悠隆会(宮崎県延岡市)に勤務。17年6月より現職。糖質制限指導、間欠的ファスティング指導を行うほか、熊本を中心に全国各地で糖質制限セミナーを実施している。
●『亀ドク』亀川寛大 糖質off-icialサイト http://toshitsuseigen.biz/
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