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【インタビュー「カウンセリングでアトピーを治す!」第1回:須階富士雄医師(芝皮フ科クリニック院長)】

アトピー性皮膚炎に心理療法を! 患者の話を聞くだけで完治したケースも

日記を書いて「自分」を知ることが改善につながる

 須階医師がセルフケアとして勧めている方法が「日記を書く」こと。1日を振り返って、次の項目を書き留めるとよい。

○何をした後で、どの部分のかゆみが強くなったか
○何を食べた後で、どの部分のかゆみが強くなったか
○どんな天候で、どの部分のかゆみが強くなったか
○どんなときに、どの部分をかきむしっていたか

 「患者さんの中には、これまでどんな治療法で治らなかったのか、大量にレポートを作成しているケースがあります。こうしたレポートはアトピーの改善にほとんど役立ちません。それよりも、普段の生活を見直して自分の弱点を知る、言い換えれば自分で自分に気づくことが有効なのです」
(取材・文=森真希)

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須階富士雄(すがい・ふじお)
芝皮フ科クリニック院長。 1962年、東京都生まれ。89年、聖マリアンナ医科大学を卒業後、東京慈恵会医科大学皮膚科に入局。東京慈恵会医科大学附属柏病院・町田市民病院での勤務を経て、96年に芝皮フ科クリニックを開院。

森真希(もり・まき)
医療・教育ジャーナリスト。大学卒業後、出版社に21年間勤務し、月刊誌編集者として医療・健康・教育の分野で多岐にわたって取材を行う。2015年に独立し、同テーマで執筆活動と情報発信を続けている。

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